同志社大学より公開シンポジウムのお知らせ

同志社大学大学院

【同志社大学 公開シンポジウム】
自然エネルギーを考えるための環境文化・宗教文化
── 技術と思想が出会う未来を模索する ──

 これまでは「エネルギーのことは理系にお任せ」という具合に、

人文社会系の学問がエネルギー問題に積極的にかかわることは多くありませんでした。しかし、未来において持続可能な社会を残していくためには、技術革新を求めるだけではなく、過去において蓄積されてきた自然と人間の関係を振り返り、私たちの生きる土台を再確認していく必要があります。人類史の初めから、人は自然の脅威と戦い、同時に自然からの「恵み」(=エネルギー)を得て生活してきました。その過程において、様々な環境文化・宗教文化が形成されてきました。
 今回のシンポジウムでは、風力発電の専門家・牛山泉教授に基調講演をしていただき、それに宗教研究の立場から小原克博教授が応答する形で、学際的な視野に立って、自然と人間の関係、自然エネルギーをめぐる課題に取り組んでみたいと考えています。来場者とのディスカッションの時間も設けています。関心のある方は、お誘い合わせの上、ご来場下さい。

日時:2013年11月2日(土)13:00-16:00
場所:同志社大学 今出川キャンパス 神学館 礼拝堂
講師:牛山 泉(足利工業大学長)「自然エネルギーが世界を救う」
   小原克博(同志社大学 神学部 教授)
         「環境文化・宗教文化から見たエネルギー論」

講師紹介:牛山 泉(うしやま・いずみ)
1942年長野県生まれ。71年上智大学大学院理工学研究科博士課程修了。足利工業大学機械工学科専任講師、助教授を経て85年より教授。89年放送大学客員教授、98年中国・浙江工業大学客員教授、98年足利工業大学総合研究センター・センター長、2008年足利工業大学長、現在に至る。1970年代から一貫して風力発電の研究開発に携わっている。日本機械学会畠山賞、文部科学大臣賞、アメリカ機械学会太陽及び先進エネルギー部門功労賞など受賞。『風力発電が世界を救う』(日本経済新聞社)等、著書多数。

主催:科学研究費補助金「3.11以降の環境文化とエネルギー政策の倫理的基盤の構築」(小原克博)
共催:同志社大学 一神教学際研究センター、同志社大学大学院 博士課程教育リーディングプログラム「グローバル・リソース・マネージメント」
お問い合わせ:同志社大学 一神教学際研究センター  Tel. 075-251-3972

※掲示・配布用の案内(PDFファイル)は下記よりダウンロードしてください。
http://www.kohara.ac/blog/images/20131102_Symposium.pdf